本来のお宮参りでの赤ちゃんの正装は、「白羽二重(しろはぶたえ)」という真っ白な絹の生地でつくられた内着です。白羽二重は、平織りで織り上げた光沢のある美しい生地ですが、非常に高価なので準備をするのは負担にもなりますし大変です。
そのため、現在では白いベビードレスや、季節に応じてカバーオールやロンパースを着せ、その上から祝い着(産着)を掛けるスタイルが一般的です。

赤ちゃんのことを第一に考えよう!
祝い着を掛けると赤ちゃんが着ているお洋服は見えませんので、基本的には天候や気温に合わせて赤ちゃんが過ごしやすい服装で良いと思います。
暑い季節、寒い季節は特に注意が必要です。
生まれたばかりの赤ちゃんは身体も小さく、「体温調節中枢」の働きも未発達なので、体温調節がうまくできません。そのため、外気温の影響を強く受けやすく、気温が高いと体温が上がり、低いと体温が下がってしまいます。
お宮参りは赤ちゃんにとって、長時間の外出になります。主役である赤ちゃんの事を第一に考え、お宮参りを行う季節に応じて暑さ、寒さ対策をしましょう。
なるべく赤ちゃんに負担がかからないような服装を選んであげることを心がけてくださいね。

お宮参り中は、祝い着を掛けずに抱っこする場面もあります。写真や動画を素敵な姿で沢山残したい方は、ベビードレスや普段着より少しおしゃれな可愛いお洋服を用意するのもおすすめです。
実際のお客様の中には、ベビードレスやお洋服以外に袴風のロンパースを着せてお宮参りをされた双子のご家族もいらっしゃいました。
産着を掛けたお姿と袴風ロンパースのお姿で記念写真を残されました。

袴風のロンパースは100日祝いのお食い初めでもご使用されるそうです。
今後着る予定があるなら、新しいお洋服など用意されても良いかもしれませんね。